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Home 第1部 2011/09

PostHeaderIcon マーラー/交響曲第7番「夜の歌」

日時:2011/9/4(日) 15:00開演
会場:愛知県芸術劇場コンサートホール
演奏:オルカ・フィルハーモニー管弦楽団
入場料:1,000円(全席自由)

第6完成の翌年夏、マーラーは第7交響曲「夜の歌」を完成させますが(45歳)、この第7においてマーラーは、指揮者としての仕事や家庭での遠からぬ破局を避けられぬものとして意識したためか、勝利や永遠の生の獲得とい った理念に対し、かなり懐疑的になってきたように感じられます。

壮絶な敗北の音楽たる第6の終楽章の影を引きずった暗鬱な第一楽章のラストでは漆黒の翼を打ち広げた死の猛威が強烈に描かれています。夜曲と名づけられた第二楽章は非常にパロディックな楽章、「影のように」という指示のある第三楽章はマーラーの全作品の中で技法的に最も先鋭な作品であり、その実験や色彩は後代の作曲家群に比しても遜色のない現代性をもっています。第二夜曲と名づけられた第四楽章は美しさと死の恐怖を併せもった音楽ですが、彼方の世界へと足を踏み入れるような神秘的なラストには、マーラーの思い入れが最もこもった「ersterbend 死んでいくように」という指示があり(この指示は彼の最高傑作、第9交響曲のラストでも登場しています)、第4の第三楽章クライマックスのように彼がここで彼岸の世界、死の世界に足を踏み入れたことを暗示しています。終楽章のそれまでの暗さとは打って変わった底抜けに明るい勝利の讃歌(ヴァーグナーのマイスタージンガーやブルックナーの第5交響曲フィナーレのコラールに酷似している)が奏でられますが、途中何度も死の不安や恐怖に遮られ、最後は力づくで本物ではない勝利を自分に強要するかのように終わります。生と死の戦いは弁証法的に止揚されるのではなく、まったく非論理的に唐突に絶対的な勝利が謳われるのです。それは最早死後の永世を理念として奉じられなくなりつつあった彼の無惨な心境を如実に表しています。つまり、第5で試みた勝利の相対化、パロディー化がより深刻な形で深められた境地といえるでしょう。第7は技法上の斬新さの点のみならず、演奏の難易度の点でも彼の作品の頂点といえる傑作です。

オルカ・フィルハーモニー管弦楽団

オルカ・フィルハーモニー管弦楽団

名古屋大学交響楽団のOB・OGを中心に2006年に結成されたオーケストラ。団員の平均年齢は27歳です。

当団設立のきっかけは、2005年1月に行われた名古屋大学交響楽団の団内発表会です。当時の4年生を中心に有志が集まり、チャイコフスキーの交響曲第5番4楽章を演奏しました。演奏が好評だったこともあり、全楽章演奏したいという声が高まって2006年に当団結成となりました。その後、東海学生オーケストラ連盟などで知り合った他大学オーケストラ出身者も加わり、現在に至っています。

団の設立の経緯が上記のようなものであり、第1回演奏会の演奏曲目がチャイコフスキーの交響曲第5番と決まっていたことから、当初は「チャイ5オケ」と呼ばれていましたが、2006年に団体名を公募し、団員投票によって現在の「オルカ・フィルハーモニー管弦楽団」という名前が決定しました。「オルカ」は英語で「シャチ」を意味しており、名古屋のシンボルともいえる鯱鉾をイメージしています。また「orca」と英語で書くと「orchestra」にも通じます。

これまで毎年1回の定期演奏会を行っており、第1回演奏会(曲目:チャイコフスキー 交響曲第5番、ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番、ワーグナー 「タンホイザー」序曲)、第2回演奏会(曲目:チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」、モーツァルト ピアノ協奏曲第23番、R.シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」)、第3回演奏会(曲目:ショスタコーヴィチ 交響曲第5番「革命」、シューマン ピアノ協奏曲、チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」)、いずれも指揮者の角田鋼亮氏、ピアニストの田村響氏と共演しています。

『常に本気で音楽に取り組み向上し続けること』をモットーに活動し、今回の名古屋マーラー音楽祭で記念すべき第5回目の演奏会を迎えます。

ホームページ:http://tchai5oke.uijin.com/

 
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