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Home 第1部 2011/07

PostHeaderIcon マーラー/交響曲第6番「悲劇的」

日時:2011/7/3(日) 13:30開演
会場:愛知県芸術劇場コンサートホール
演奏:名古屋市民管弦楽団
入場料:1,500円(全席自由)

1904年の夏に44歳のマーラーが完成させた第6交響曲「悲劇的」は、第5とは打って変わって深刻、絶望的な曲で、彼の作品の中では例外的に殆ど何の救いもなく終わります。作曲当時、外面的には宮廷歌劇場の監督としての名声は絶頂を 迎えていたものの、実際には苛烈なマーラーのやり方へのすさまじい反発や、家庭でのアルマとのすれ違いといった、内面的な緊張の高まりが作品に噴出したものと考えられます。この曲は、「悲劇的」という題名がついてはいますが、こらえていても自然と涙が滲んでくる、といった抑制された悲劇性は余り感じられません。それよりも圧倒的な何者か-それはありきたりではあるが「運命」と形容してよいのかもしれませんが-に立ち向かおうとする英雄的精神の人物の壮絶な闘争といった方がこの曲の特徴を言い当てているのではないかと思われます。しかもその闘争は輝かしい勝利によってではなく、悲惨なまでに残酷な一撃―マーラーはこれを「ハンマー」という特殊楽器による打撃で効果的に表現しています―を受けて敗れ去り、死に絶える事によって終わるのです。そして当初から殆どそれを確信しつつも、彼は絶望的な闘争を繰り広げています。マーラーは幼少の頃、学校で将来に何になりたいか、という教師からの問いかけに目を異様に光らせながら「殉教者!」と答えたといいます。雀百までというのか、第6交響曲における彼はその時の精神そのままに闘う事をそして敗れる事を運命と認識して闘争しているのである。兎に角この曲の壮絶なエネルギーは凄まじく、ことに巨大な終楽章は、そもそも尋常でない彼の作品の中でもとりわけ異常で、全編異様な情熱に覆い尽くされ、超絶的なテンションが30分以上持続し、聴く者も、弾く者も圧倒せずにはおきません。

曲は、軍隊調の死の行進の第一楽章、トリッキーな嘲笑とでもいうべき第二楽章、ぞっとするほど美しく悲しみに耐え抜く第三楽章、そして運命との血みどろの争闘と英雄マーラーを打ち砕くハンマーによる壮絶な敗北を巨大なスケールで描いた終楽章からなっています。

名古屋市民管弦楽団

名古屋市民管弦楽団

名古屋市民管弦楽団は1958年「労音オーケストラ」として結成、68年に「名古屋市民管弦楽団」と改組して現在に至っており、名古屋を拠点に活動する歴史のある社会人オーケストラとして意欲的な活動を行って参りました。名古屋市民管弦楽団として開催した定期演奏会は62回を数え、その間78年に名古屋市から「第3回名古屋市芸術奨励賞」を、また79年には愛知県から「愛知県芸術選奨文化賞」を受賞。

78年1月、創立20周年特別演奏会としてベートーヴェン交響曲第9番「合唱付き」を演奏。

83年には名古屋市民オペラと共にプッチーニのオペラ「トスカ」(指揮:竹本泰蔵、演出:内山千吉)を公演。84年には、指揮者・小林研一郎に率いられ、ハンガリーのブダペストにて公演。88年には第185回市民の劇場に出演、プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」(指揮:竹本泰蔵、演出:内山千吉)を公演。91年には第203回市民の劇場に出演、マーラー交響曲第2番「復活」(指揮:小林研一郎)を演奏。92年には、名古屋市民芸術祭’92主催公演としてプッチーニのオペラ「トゥーランドット」を公演(指揮:竹本泰蔵、演出:堀口文成)、好評を博した。94年には「第245回市民の劇場」に出演、ブラームス「ドイツ・レクイエム」(指揮:山下一史)を演奏。

最近の演奏会では、(02年)ガーシュイン「パリのアメリカ人」他のアメリカ音楽による演奏会(指揮:山田和樹)や(04年)ラヴェル「ラ・ヴァルス」他のフランス音楽による演奏会(指揮:松尾葉子)、(06)ホルスト「惑星」全曲(指揮:山下一史)、(06)ファリャ「三角帽子」他のスペイン音楽による演奏会(指揮:松尾葉子)など、新しい企画にも取り組んでおります。

08年11月には創立50周年記念演奏会を開催。現田茂夫指揮によるマーラー交響曲第3番を演奏し、好評を博しました。

今後も幅広い年齢層、業種の団員が一丸となって色々な取り組みを意欲的に行い、団員はもちろん、聴衆の皆さまにも楽しんで頂ける音楽を創り上げていきたいと思っております。

ホームページ:http://www.nco.jp/

 
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